初恋ゾンビ感想まとめ

イヴのお墓。

初恋ゾンビ 11巻 私の感想+感想紹介 イヴノート


イヴ可愛い。こんな娘が初恋の彼女だったらという表紙ですね。

惑いの森

イヴのタロウへのポジティブなまでも想ってくれてるのにその笑顔、存在を消してしまうかもしれない想いをよぎらせたタロウの苦悩。

タロウが指宿くんと初恋成就するとイヴが浄化してしまうというそもそもの設定が悪魔的で何かと引き換えに何かを失ってしまうのが、物語として何を伝えたいのか今は分からない。
タロウと指宿くんがはっきりしないのがよくないという意見も見られますが、二人ともイヴを浄化させたく気持ちは同じなので、現実問題動きようがない。
前例として正太郎(タロウのひいじいちゃん)とキョウコがあるが、初恋のモデルである鏡子と正太郎と面識がなくキョウコと育んだ愛があるので明確にキョウコを選んでいる。
タロウの場合、イヴは理想の女の子で自我もあるように見受けられるが、本当に自我があるかはっきり分からず、また触れられず、他人から見えない。
また、同時進行で指宿くんと江火野さんとの親交を深めることでイヴの非現実を思い起こしてしまうので、タロウにとってイヴは側にいて欲しい大事な存在ではあるがまだ恋人にはなれず、どのようにしてよいかはっきり分からないのが、今回の悲劇を生んでいる。
彼女が初恋ゾンビとして存在し続けて、タロウがイヴを永遠に愛し続けるということは指宿くんと江火野さんに不誠実な態度を取り続けなければならず彼女達と縁を切り、世界からの孤立に耐えられるかだ。
イヴもタロウと永遠に側にいると信じてはいるが、非実体でタロウにしてあげられないことやタロウが世界から孤立することで苦しむことがあればタロウが一番好きな彼女が身を引いてしまう恐れがある。

私としてはタロウが誰を選ぶにしても誰かのために誰かが犠牲になって欲しくないので、イヴがタロウから完全に自立した存在になることだ。
現在進行のタロウの誕生日会編でイヴがタロウから離れているのは寂しいけれど、自我確立への試練だ。
私は永遠にタロウのそばにいたい彼女の願いを叶えてあげたいので、一人の女性として存在できるように想い続ける。

□イヴ、タロウとの交流自粛

これ地味につらいですよね。
誤解もあり、事態打開のため親しい人にはイヴの存在を知らせたらと思いますが、やはり気味悪がられるのを恐れてるのですか。
ちなみに初恋ゾンビエスパー魔美エスパーの法則を遵守してるのですね。

エスパーであることを人に伝えない。

エスパーを私利私欲のために使わない。

エスパーを与えられた使命として、人のために役立てる。

タロウと指宿くんが善人なのであまり悪用されることはなく(序盤の校長は指宿くんの自己防衛のため)むしろ人のために使われている。
人には伝えてはならないとなってますが、主人公の魔美には唯一高畑さんという友人がエスパーと知っていて彼女の助けになってます。
タロウと指宿くんはお互い当事者で助けあってるのでこれに当てはまるとも言えますが、当事者だからこそ見えない視点もあるので、やはり理解者が増えるのか良いでしょうか。
となるとイヴはポンコポですかね(こらw
犬っぽいしw

□黒イヴ

イヴは自分をコントロールできない初恋ゾンビなんだと怒りを感じましたが、怒ったイヴも可愛いと耐性ができました。悲しい思いをしたイヴさんすみません。
イヴのために何のてらいもなく抱き締めるタロウにぐっときました。
気になるのが「オレの、…きな」
告白キターと喜ぶ私の内心は抑えてあえて伏せてるのは先程も述べましたが、それは恋人としてなのかという所でしょうね。
明らかにイヴの意思関係ないように見受けられる黒イヴですが、自我確立課程の反抗期だったらいいのに。

□絵を気にかけるイヴ

浄化を示唆してるのであまり見て欲しくないのが、正直な所ですが、これはイヴが自分が何者であるか自我確立に必要な行為であれば離れるのは寂しいけども彼女の成長を見守らなければならない。

□勉強会のイヴ

勉強会の時にイヴを気にかけていたのは残念ながら誤解だけどとっさにイヴの頬に手を添える行為に愛情は本物でそれに応えるイヴの笑顔。可愛い。
ずっと こうやって笑って欲しいのは本当なんだ…

□おまけのバレンタイン

私のイヴのあられのない姿見ないでw(お前のではないw)
作品時系列的にまだイヴが自力で衣替えできない時ですね。
本編が深刻なので閑話休題的なラブコメほっとします。

的確で分かりやすい11巻素敵感想紹介します。
スレッドで観れるよ。

またイヴ感想になってしまったw