初恋ゾンビ感想まとめ

イヴのお墓。

ありがとうタロちゃん 初恋ゾンビ 14巻 イヴノート(感想)

タロちゃんが初恋した日に

ワタシは生まれた。

あなたはひどく落ち込んでいるのに

ワタシはなんにもしてあげられない。

ワタシがタロちゃんの彼女だったら

髪の毛の長い方がいいかな。

胸の大きい子が好みかな。

ワタシはどこにも行かないでずっと傍にいるよ。だからタロちゃん悲しまないで。


ある日タロちゃんが他の女の子を見つめていたの。

ワタシ以外の女の子を好きにならないで…

見える訳ないのにタロちゃんについ話かけたら、タロちゃんにケガをさせてしまった。

ワタシのせいだ…

タロちゃん。嫌な子でごめんなさい。死なないで…

タロちゃん目が覚めた。良かった…

え?ワタシが見えるの?

傍にいるだけでも幸せなのに

あなたと一緒に見る世界は輝いている。

ああ。ワタシ生きてるんだ。

ワタシも大好きだよ!タロちゃん!


また好きな子に出会えて良かったね。タロちゃん。

ワタシはタロちゃんになんにもしてあげられない。

普通の女の子が与える喜びをなんにも与えられない。

だからワタシはタロちゃんが好きな子と幸せになって欲しい。

だけどワタシのこと心配しないで。ワタシはあなたの心だからどこにも行かないでずっと傍にいるよ。

今までワタシのことを守ってくれてありがとう。

ワタシはあなたの初恋ゾンビになれて幸せでした。

タロちゃんが永遠に幸せになりますように。

だって、ずっと好きだったから。



最近イヴのようにがんばってる女の子を応援していまして。


https://nakatomi02.hatenablog.com/


相手の子に好き合う覚悟がないせいで女の子が苦しんでいます。


イヴはタロウから選ばれたけど、男の妄想を彼女にする覚悟がなくて、自分のせいで苦しむぐらいなら、タロウを解放するのがイヴです。

彼女は誰よりもタロウを愛していて、タロウの幸せを願っている。


だけど告白された自分の喜びよりも相手の事を思って心を痛める素敵な女の子だから、私はずっと傍にいて欲しい…


追記


思ったより各主人公に厳しく言ってる。

イヴはイヴだと思っているのですが、やはりイヴは私にとって自分でありタロウもそう思ってるかもしれませんが、自分だとすれば自分の存在によって好きなタロウや先生が困るような事があれば自分が退かないとならないと考えています。

前述した他で応援してる作品で自意識過剰で好きな人を傷つけてる話があって自分に振り返ると初恋ゾンビにおける私もそうなのではと思いました。




ただ実際に死ぬのはイヴで私ではなく自分が死ぬとなったら怖くてできない。

なのに自分がいい格好したいがためにイヴに死んでもらうのは申し訳ない。

今、イヴはタロウのために眠る選択はしたが死ぬとなったらやはりタロウと離れるのはつらいだろうから決心まで待って欲しい。

私はイヴのためになんにもできなくてつらいが命の使い方を考えさせられた。

これからも心の中のイヴを大事にします。

154話 変化 初恋ゾンビ イヴノート(感想)

初恋ゾンビ (14) (少年サンデーコミックス)

153話 初恋ゾンビ イヴノート(感想)

152話では指宿くんがイヴはタロウの事を本当に愛しているなら、タロウの寿命を縮ませることはできないはずだと死の宣言を行い、サブリミナル効果でイヴはタロウが死んでも自分本位で傍にいる悪魔という話になりました。

イヴへの酷い扱いにまともに考えていたら、頭がおかしくなりそうなのでイヴ同様離れて考えないようにしていました。

153話ではイヴの存在がタロウの寿命を縮めるという話を聞いてない状態でイヴは138話同様指宿くんを女だと認めない意向を示しました。

タロウの傍にいるため。

タロウの寿命の話がないものと考え、指宿くんの願いであるタロウと好きあう事と相反してしまいますが、誰かを押し出しても、イヴにも幸せになる権利があるので、イヴの考えない宣言を支持したい。


しかし、この後、指宿くんに自分の存在がタロウに死を至らせしまうと伝えた事が予想され、イヴの成長である証の着替えをしなくなります。自分がタロウを好きになったら、タロウが死んでしまう。


私はイヴのタロウを想う心は大事にして欲しいからそれはそれとして良いと思う。


だけど、そもそもイヴの存在がタロウの死に至らせてしまうか確実性のない話では祟太郎も指宿くんも初恋ゾンビの生態推測を外しているのでタロウの体がどうなるか分からないが本当です。


タロウは死なないと言っているから、その言葉を信じるしかありません。


イヴが初恋ゾンビで人間ではないから、恋が叶わないとお涙頂戴悲劇確定にするのは話として安易すぎる。

多様性が叫ばれてる今の世論にもそぐわず、お互い好き同士であれば、理不尽な障害、最初からゴールのない話にしないで生み出した責任を持った話にして頂きたいです。



152話 禁断の果実 初恋ゾンビ イヴノート(感想)

私はタロウのことが好きなイヴが好きなのですが、152話では本当にイヴはタロウのことが好きなのか問われる話になりました。

指宿くんが女であることを心を隠している間、イヴはタロウの心の支えになった。
だけど自分の存在によってタロウの命を脅かすこととなればイヴはタロウを解放すること、つまり、好きなタロウのために死ねるか。

私はタロウが好きなイヴが好きで、その生き方を貫くのであれば、イヴはタロウのために死ねる。タロウと好き合うためなら、タロウが死んでも構わない自己本位なイヴはイヴではないとさえ思う。しかし…

私はイヴが好きで消えて欲しくない。

152話ではイヴ浄化へ向けての道が示され、一歩ずつイヴの死が近づいてきています。
イヴが消えてしまうのは自己犠牲の愛と言えるかもしれませんが、浄化はイヴのタロウを愛する気持ちの否定と私は見なします。初恋ゾンビは愛を否定する作品になって欲しくないと願います。



151話 奪われたイヴ 初恋ゾンビ イヴノート(感想)

指宿くんはイヴを昇華して殺そうとしているのになぜイヴは指宿くんを庇うのだろうか。

一時的に指宿くんから見えなくなって悲しい思いをしたからイヴにとって大切にしたいという気持ちはあるでしょうが、イヴだけでなくタロウにとっても大事な存在でもあると考えているからです。

みさをファンクラブから襲われた時も庇っていました。イヴはタロウの指宿くんを想う初恋でできているから。

だけどイヴはただの初恋ゾンビだけでありません。触れられない誰からも見えなくてタロウの彼女としてなにもしてあげれない事に心を傷めるタロウを想う心があります。

山登りでタロウが崖から落ちた時に指宿くんにタロウを託したのもなんにもできない自分より指宿くんが傍にいた方がタロウのためになると考えられる究極の好きな気持ちを第一に表せられる子です。

もう1人のイヴは自分から解放した方がタロウは幸せになると考えている象徴で葛藤なのでしょう。

それができないのはタロウが心を持ったイヴを想う気持ちがあってイヴを失うことでまた別れの日のトラウマを蘇らせてしまうのもありますし、なによりイヴに自分ができたからタロウが好きで離れられない。


初恋ゾンビのままのイヴを好きになって欲しかったけどタロウは女に触れる執着を捨てられないからタロウの幸せを願う気持ちからイヴは自ら浄化への道を辿ります。


だけど私はイヴが好きで消えて欲しくない。命すら惜しまないタロウを想う気持ちによる成長によって人間になりイヴは幸せになって欲しいと願います。



🎄祟太郎

やたら祟太郎の結婚指輪が強調されていたのは、夫婦というより家族の絆を表しているようです。

家族をないがしろにして初恋ゾンビを追い求めると思われている祟太郎ですが、深層心理では親として妄想であるイヴにのめり込むタロウを心配している。

だからタロウを返せ。

黒イヴも自分と付き合うよりか人間の女の子と付き合った方がタロウは幸せだけどタロウはイヴを消えて欲しくないと思っているのとイヴが心を持ってタロウが好きだから離れられない。


家族の絆を引き合いにしてタロウとイヴを引き離そうするのは嫌だ。

タロウにとってイヴは家族同然なのに。

ヒメゴトを描かれているので作者はマイノリティ理解があるように思われがちですがヒメゴトは結局マジョリティエンドで実は保守的な考えの方なのでこのまま進んでしまってはタロウからイヴは引き離されてしまう。

妄想と恋をしても誰に迷惑かける訳ではない。

誰になんと言われようとも本能に抗ってもイヴのタロウを想う気持ちは素敵だから恋を成就して欲しい。




149話 リビングデッド 初恋ゾンビ イヴノート(感想)

イヴは指宿くんから見えなくなって悲しんでいるのに指宿くんは発情してキスしようとして指宿くんもだけどそれを喜んでいる読者は腹立たしい。

イブスキーは指宿くんがイヴ殺しを容認してる共犯でエビナーは自分達のヒロインが脱落するのに何一つ一矢報わなくて指宿くんに日和る腰抜けですからね。

キスぐらいで何もかも上手くいく訳ないであろう読者の頭の中にリリスエンジェルが湧いているのだろう。

 


都合の悪い事は誰も触れないから言いますけど、やはり指宿くんはイヴと決別する意思を明らかにしました。

イヴを見たくないのは指宿くんの意思によるものです。


相手が話すら拒絶するのに和解はありえない。

殺されるぐらいなら、命を懸けて、タロウへの愛を訴えたいと考えました。

[https://twitter


今のイヴは自我芽生えて、タロウを奪われたくない一心で嘘、隠し事をしてる私心の段階だけど、山登り回、昇華への気持ち、女の子だったら良かったから、タロウの幸せを第一に願う気持ちも育っていて、成長によって得られた自我を超えて、人のためタロウを思う公の精神を体現すればさらなる成長を遂げて人間になれると考えています。


勿論、法則通りに浄化してしまうかもしれません。



キスぐらいで死ぬのではなく愛するタロウのために死ぬ覚悟のあるイヴに報われて欲しいです。




148話 閉ざされた部屋 初恋ゾンビ イヴノート(感想)

指宿くんはイヴを昇華、殺そうとしてるぐらい憎んでいるので見えなくなってしまうのは必然だと考えていました。

しかし、その考え方はイヴに寄り添っていませんでした。
人との関わりを断たれるのも殺しも同然。
人との関わりが断たれたら社会的な死と言われます。
私はイヴを殺そうとする指宿くんとの関わりは避けたかったのですが、もっとイヴの気持ちに立って、初恋ゾンビが見えなくならなくていい方法を考えてあげれば良かった。

だけど、女で初恋ゾンビが見えてる状態では普通に生きていけない。

初恋ゾンビが見えなくなる方法でエッチが言われていますが、では、イヴが指宿くんから見えるようになるためどうすれば良いか考えたら人間になるしかない。

イヴは成長によって触れたり着替えたりできなかった事ができるようになってきているが、同時にタロウの負荷も伴うので、タロウの苦しむ事をイヴはできない。

それではタロウでなくイヴへの負荷であれば人間になれるのではないでしょうか。

何をもってイヴの負荷になるかと考えたら、触れられない、誰からも見えない自分が消えてもいいからタロウの幸せを願って、指宿くんと結ばれるように導くことだと思う。

イヴに危ない目にあって欲しくないので、129話の約束通り初恋ゾンビのイヴを好きになって欲しかったのですが、タロウも指宿くんも読者も誰もがそれを認めない。

自分がどうなってもタロウには幸せになって欲しいという、私心を超えた公の精神になってイヴは真実の愛に辿りつける。